きっかけは、ある日の夕方のこと。
いつものようにキッチンで晩ごはんの支度をしていたら、推しの配信スタートの通知がスマホにピコン。
え!? 今!? こんな急に始まるの?!
慌てて手を拭いて、スマホを立てかけて、火加減に気をつけながら片耳で推しの声を聴いていた。
でも、当たり前だけど彼が話している言葉のほとんどがわからなかった。
せっかくリアルタイムで繋がれているのに、意味がわからない。
笑ってるのはわかるのに、“なにが面白いのか”も感じ取れないもどかしさ。
「字幕を待たずに、この言葉の温度を自分で受け取りたい」
そう思った瞬間、韓国語を独学で始めることに決めました。
ハングルって、記号みたいで難しそうだった
最初にぶつかったのはやっぱり「ハングルの壁」。
「ㅇ」「ㅂ」「ㅊ」… もう意味不明な記号の集まりにしか見えない。
テキストを開いても、目が滑る。
「アラフィフにもなって私は何やってんだ?!覚えられるの?!…」と何度も思いました。
でも、そんな私でも続けられているのは、ほんの小さな“うれしい瞬間”のおかげでした。
「あ、わかった!」その一言で報われる
ある日、配信を聴いていたら推しが「괜찮아?(ケンチャナ)」とメンバーに声をかけてた。
「あっ、ケンチャナ?これ知ってるやつ!!大丈夫?だ!!」
たった一言。でも、自分の中で韓国語が生きた瞬間でした。
それからは、推しの動画の中でも
- 「あ、今“정말(チョンマル)”って言った!」
- 「あれ、“고마워(コマウォ)”だよね!?」
と、少しずつ聞き取れる言葉が増えてきました。
ゆるくていい、私の独学スタイル
私は基本がズボラなので、勉強もゆる〜くやってます。
- スマホのアプリでゆるく韓国語勉強
- 推しが使ってた言葉を検索🔍する
- YouTubeの「韓国語勉強系」を観る
- ChatGPTに相手になってもらってときどき簡単な会話をしてみる
机に向かう時間より、「生活の中にちょこっと韓国語」を意識してる感じ。
私の目標は、字幕なしで“感じる”こと
海外旅行経験がない私にとって、韓国旅行はハードルが高い。
でも、だからこそ目標はシンプルでリアルに。
「推しの言葉を、できるだけたくさん聞き取れるようになって楽しむこと」
- 雰囲気じゃなく、本当に“何を言ってるか”を理解したい
- 感情やニュアンスも、自分で感じたい
- 笑いの理由、涙の意味、照れた理由も、自分の耳で受け取りたい
同じように思っているあなたへ
韓国語って、たしかに最初はむずかしい。
でも、ちょっとずつ拾える言葉が増えてくると、自分の世界がすごく豊かになる。
年齢なんて関係ない。
完璧じゃなくていい。
間違えてもいい。
むしろ間違えながら“推しに近づける”って最高じゃないですか?
おわりに
50代からの韓国語独学は、完璧じゃないし、たまにサボるけど、
それでも続けたいと思えるのは、推しがそこにいるから。
今日もきっとどこかで彼らは話してる。
その言葉を、少しでも多く、ちゃんと感じたい。
そんな気持ちで、これからもゆる〜く、続けていこうと思います☺️